みかん

SAYURIのみかんのレビュー・感想・評価

SAYURI(2005年製作の映画)
3.3
観てきましたよ!
MEMOIRS OF A GEISHA。

一言でいうと芸者として生きることになる女の子のお話です。
ただ、その芸者が恋をするという、話自体はよくありそうなお話。

しかしその内容は、芸者とは何かが語られており、
芸者の事をよく理解していなかった自分としてはとても勉強になりました。

以前、2年ほど神楽坂に家を借りていたのですが、
神楽坂は都内では芸者で少し有名らしいです。

実際、神楽坂祭りでは芸者をチラっと見られることもあります。
しかし生芸者というか芸者と交流したことは一度もないので
芸者とはなんたるかが かいま(←何故か変換できない)見られた気がします。

なにより心を打たれたのは水。
水はながれを塞がれても別のところへ流れようとする、という部分。
やはり水論は自分の中で非常にしっくりきます。

ところでこの物語では何人かの芸者が登場するんですが、
初桃(はつもも)さんとサユリが一瞬区別つかなかった瞬間あり。

どっちも・・マルシアに見える瞬間が(謎)。

で、日本の話なのに英語はどうなのか、という意見をいう人がいると思う。
たどたどしいし。
が、逆に、字幕に流れない部分の言葉を思い出させてくれてよかったと思う。

トダナツコの中の人は今回はまぁ少しはマシな訳だったかも。
シスの復讐の訳はシロウト以下だったから(DVDではナツコがほされてまともな訳になってて良かった)。

で、ヨーヨーマはさておき、御馴染ジョンウィリアムスさんの曲。
エンドロールで聞きほれました。いやぁいいね。

スピルバーグのカメラワーク(違)も非常に美しく、世界観は
日本人の自分が見て日本であって日本でないような、ステキな世界でした。

しかしアジアンビューティというのか。
韓国だか中国だか知りませんでした日本人の役として違和感ありませんね。

桃井がやっぱステキでした。

しかし!
終わり方にすこしがっかり、きれいすぎて。
実話に基づいているのでしかたないか。

女の足の引っ張り合いというか嫉妬というかは、
日常生活で見る機会がまったくないので、
最後までドロドロしてほしかったなぁ。

自分より認められたことが悔しくて逆恨みとか、
男だったらフツー思いつかない思考だと思った。
女性ってそういうもんなんですか?
でもね、戦い方も色々あって
マメハ様みたいなのはすっごくイイ!
というかあぁいうのいいなぁ。
キライだけどスキというか。

一方、男が初物好きというのは本当だろうか。
少なくとも自分はそれはないな(謎)。
みかん

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