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はだしのゲンのBoaSのレビュー・感想・評価

はだしのゲン(1976年製作の映画)
2.7
要所要所で心に強く訴えかけるシーンやセリフがあるが、それ以上に何と言っても映画そのものの出来がまずまずというかレベルが低い。
たかが70年代、されど70年代。
この時代にはすでにハリウッドでは今見ても素晴らしい大作がバンバン制作されているなか、邦画の世界からの取り残され様が印象的に映る。
原爆後の焼け野原のシーンは上手く撮影していたものの、他のシーンは緊迫感やリアル感がなく、どうしても実写化のコメディチックに写ってしまうのもまた残念。
ただ、三國連太郎の役作りや入り込み様は凄まじいもの。
これだけでも一見の価値あり。
一つ、教訓として学べることは、戦争は愚かだということ。
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