薦められて初見。ポスタービジュアルに見覚えはあったけど。
不老不死なんてろくなもんじゃないよ、な教えって、幼少期から火の鳥とか999とか人魚の森とかもう何度も何度も叩き込まれてて、それ系の話になるたびに「またソレすか…いや望むやつおらんし」と思ってきた。もし公開当時に観てたら、愚かで醜いおばちゃん達だなあ、てかこんなバカいないよねw面白いけどまあ2点かな！で終わってたかも。
ただこの歳になって、老いへの恐怖や嫌悪がきっと身近になったんだろうな。自己中極悪マデリーンに、共感！とまではいかないまでも、なんだか可愛げを感じて、哀れみの目線で観てしまいました。年代で受け止め方が変わりそうなマルチ感に高得点。
それにしても、冴えないメルヴィル先生の晩年がカッコ良すぎて、「男は聡明な被害者、女は近視眼的なバカばっかり」とも受け取れる演出。全体的にお芝居クドめだから余計にね。ゼメキスは女性によほど痛い目に合わされたんかしら。
