名作だと言われているので鑑賞。
名作はやはり名作だなと思った。
素晴らしい映画でした。
12歳の少年の、儚くて切ない冒険の物語。
クリスがとてもいいキャラクター。この映画で1番好きになった。
登場人物の紹介でも、説明的なセリフではなく、突拍子もない行動をしてヤバくてイカれた奴だと認識させたり、的外れな発言をしてバカな奴だと認識させたりと、そのキャラの言動によってどういう人物なのかを説明していてよかった。
ロリポップなど一度は聴いたことのある名曲が流れると、とてもテンションがあがる。
そしてやはり、1番印象に残ったのは夜の森の中、クリスとゴーディが2人で語り合うシーン。幼い子供が、子供ながらに抱えてることや悩みや…その時の親友にしか語れないこと
それだけ腹を割って話したとしても、思い出を共有し、大きな冒険をしたとしても、時間の流れとともに疎遠になってしまう、なんてリアルで刹那的なんだろう。悲しいような切ないような。喪失感。
そのシーンを踏まえて最後のゴーディの文章には胸を打たれる
12歳の時のような親友は出来ない。もう二度と。
ゴーディたちのような大きな冒険を12歳の頃、私はしてないし、大切な親友も出来てない。ゴーディたちが羨ましいなと思った。
クリス役のリヴァーフェニックス、調べたら故人だったようで…残念です。もっと早くに彼の演技に出会いたかった。