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スタンド・バイ・ミーのsaのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.5
みんなとても子供で大人だ。

4人と同い年くらいの時のことって、あの頃のことってなぜかずっと覚えていて、ふとした時に思い出す。思い出としてはっきり残しているわけでもないけれど、なぜかずっと心の中に残っている時代。
その年頃独特の儚げな感じと危うさとが描かれていて、染みた。

ゴーディとクリスの切なく儚く美しい友情。まだ友情という言葉すら完全には理解していないような子達のあの関係性がとても素敵だった。
最後に小説家として、本当にクリスの話を書いているところ泣けるな。どこかで才能を守ってくれてたのかな。

そして、EDになった瞬間に涙が出てきた。
自分もそれまで、4人の帰り道の時のように色んな思いを思いながらも出さずにEDまで観ていたのだろう、と。

クリスは本当に格好良い、正義感と危うさが混在しているアンビバレントな魅力。同時に、リヴァー・フェニックスの儚さも感じてしまうね。。。人間としてとても魅力的。
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