このレビューはネタバレを含みます
癌で余命2カ月を
言い渡された男が
残りの人生を子供の為に
生きるって話なんだけど
この主人公ウスバルは
仕事は色々請け負っていて
裏の仕事もしてるんだけど
非常に思いやりのある人間で
自分が使っている下の人間にも
気づかいをしてるんです！
10才の長女と
7歳の長男との
3人暮らしで
元嫁がくせ者で
躁ウツの双極性障害で
色んな男と関係を持ち
ウスバルの兄とも
関係を持ってるんですね！
これはキツい！
自分の余命が
近いこともあり
もう1度嫁と一緒の
生活を始めるが
嫁の息子への
虐待が酷く断念。
空き家になって
家賃を既に数ヶ月分
振り込んでる部屋に
色々あって住む場所の無い
黒人女性のイヘを
住まわしてあげてたが
追い出さず一緒に
暮らすことに！
ウスバルの病気も
進行していて
血尿が続く中
オムツを履きながら
暮らしている！
最後の死ぬ間際には
色んな物(亡霊)が見える中
ベッドで指輪を娘に譲り
亡くなっていった。
死の世界は雪で
会った事の無い父が
出迎えた！
父の口真似でやる
風の音･波の音で
ウスバルは子供のように
笑ってた！
その後｢あっちには、何が?｣
と三途の川を渡ったんですね！
最後はイヘに全額渡し
子供達を託したが
イヘが裏切り金を持ち逃げ
元嫁は病気だし
子供達だけだし
無念だよね！
｢フクロウは死ぬ時、毛玉を吐く｣
って言ってるけど
その無念なと言うか
苦しい人生を終えた感じを
現してる気がする！
あと題名のビューティフルの
つづりが違うのは
息子にビューティフルの
つづりを聞かれ間違えて
ウスバルは教えたんですね！
そんな学が無く
裏の仕事をしたりの
ダメな父でも
これだけ子供達に
愛情を注いでいる姿は
ビューティフルって事
何じゃないかな！
全体的に地味な作品で
絵が暗かったけど深かった！
