BIUTIFUL ビューティフルの作品情報・感想・評価

「BIUTIFUL ビューティフル」に投稿された感想・評価

ゆ

ゆの感想・評価

3.4
なんと言葉にしていいか分からないのですが、すごい映画だった。
恐らく色々な芸術作品にいえることだと思うけど、この映画を本当に理解できるのはあと10年くらい経った後なんじゃなかろうか、という気がする。芸術作品にはひとりひとりに旬の時期というものがあると。
鑑賞後のあと味は悪くないと思います。でも虫とかグロテスクなものが苦手な人は何度かヒッとなる場面があるかも。
ビューティフルと題を付けてくれたのが本当に全てで救い。
末期癌で余命わずかを宣告された男の話。ずっしり重いけど傑作!
主人公を取り巻く背景も重い。イニャリトゥは「バードマン」も好みだっけど、こちらの静かに淡々と進む感じも好き。他の作品も観てみよう。

このレビューはネタバレを含みます

父と子2人。3人でやっていくギリギリの生活の最中主人公に残された時間が僅かの2ヶ月。
残される家族の為に必死に生計を立てていくが、次々と問題が発生して事が上手く進まない。

家族で山に登って雪を見ようとしていた旅行も行けなくなってしまう。
ラスト、あの世で実の父親と出会い皮肉にもそこは雪の一面。生きている時見に行けなかった雪を父親と一緒に見る事になる。その時のウスバルの笑みが何だか肩の荷がおりたようなホッとした表情が忘れられない。

死後の世界は亡くなった人にしか見えないから分からないけど、だけどそこの世界に誰かが待っていてくれるだけでも違う。
 監督のイニャリトゥが作る映画はいつもある型に当てはまっている。「群像劇」「互いに関係のない話」「とにかく暗い」この3点だ。
 それに対しこの映画で焦点を当てているのは1人の男の「日常」。ただし死ぬまでの。テーマなんてものは表面的には存在していない。その「日常」を貧困、家族不和、同性愛といったフィルターを通してみることで人間の持つ悲哀そのものをテーマとしてとらえているのだ。だからこそ冗漫になるシーンもあるが、最後のシーンには感動させられてた。人によってはかなり評価が変わると思うが、僕には素晴らしく思えた。
(11年7月28日 映画館 5点)
血の繋がりは愛の絶対的な証拠になると思ってる

偽りのない愛は歪みさえも払拭されずに鮮明に残る
Biutifulってことなんでしょうか

回収されないホラーに心許なさを感じます
移民問題深い、救いない、映画っぽい
オカルト要素あるとは、、恐怖

妻が笑う時ちょいちょいブタ鼻
tama

tamaの感想・評価

3.5
biutiful
味があった
でもちょっと❔
ちょっとホラー
kotoe

kotoeの感想・評価

4.7
暗い。純粋に画面が暗い。街が暗い。好きこの監督。なんとも言えない私が思う映画らしさを出してくる。みんな生きたいんだな。それだけは悪いも良いも関係ない。
クロ

クロの感想・評価

4.0
脚本がうまい
時折はいる綺麗な画で重さが増し増し
奥さんみたいな女性もうほんとやなんだけど絶対放っておけないタイプ。好きになっちゃう
ここまで悲惨なこと周りには到底ないのになんだかとてもリアルでした
観れてよかった
しょこ

しょこの感想・評価

4.0
決して裕福とは言えないウスバルは、子供二人を養うため、アフリカや中国からの貧しい移民たちに仕事の斡旋をする仕事と、霊能力を使って遺族にメッセージを伝える仕事をしている。
末期ガンの宣告をされた彼は、残された子供たちのことをどうするのかを考え始める。

タイトルBiutifulの綴りが間違っているのは、ウスバルが娘のアナに間違えた綴りを教えたことによるもの。綴りの間違いが、彼の人生そのものの間違いにも重なっていることを示唆しているようにも見て取れる。

別居していた躁鬱状態の妻にすら、ガンのことを相談出来ず、ひとりで子供たちのことを考え奔走するウスバル。そんな彼が、ようやっとアナにパパを忘れないでくれ、と縋ったこと。霊能力者仲間のベアの前で弱音を吐いたこと。
物語の始まりと中盤に出てくる
「フクロウは死ぬ時、毛玉を吐いて死ぬ。」
その言葉通り、思いを吐き出したウスバルは静かに息を引き取る。

バルセロナの暗い部分が描かれている。貧困や移民問題、死にゆく者が何を残せるのか。
見る見る間に弱っていく寡黙で良い父親になろうとするウスバルの姿にうっかり泣いてしまった。
静かで薄暗く、重々しいバルセロナの空気がウスバルを包み込んでいく。本当の美しさとは?
決して明るい作品ではないが、人の心にそう問いかけてくる重々しい作品だった。
>|