みゆ

BIUTIFUL ビューティフルのみゆのレビュー・感想・評価

BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)
4.3
2018.02.06(24)
Amazonプライムビデオ・字幕


30日以内に終わっちゃうから早く見なきゃシリーズ第2弾。

イニャリトゥによる父の生き様ものがたり。

ちょこちょこ出てくるイメージ映像みたいなのが何を示唆しているのか判断に難く分かりにくいところもあったけれど、基本的にはハビエル演じる主人公ウスバルが、己の死期を知った上でどう生きるか何を選択するか、更にそれを主軸にして移民問題などにも深く食い込んでいて、少し長いけれど生きることについて深く描かれた良い作品だったと思う。

妙に美化しているようにも、また酷く描いているようにも感じなかった。きっとこういうことは普通にあるんだろうなと思ったし、日本で暮らしていると想像も出来ないことが世界では起きていて、まずはそれを認めることから理解が始まるのだろう。

いくつかの映画評を読んだらタイトルの「Biutiful」を主人公によるBeautifulの綴り間違いだと解釈している記事が多く、そこは疑問だったので翻訳サイトで調べてみたら、スペイン語でBiutifulという単語は存在していた。イニャリトゥがどういう意図でタイトルをBiutifulにしたのかに触れている記事をまだ見つけられずにいるのだが、私はこれについてはスペイン語でBiutifulとしたのであって、主人公ウスバルが我が子に教え間違えたミススペルだとは思っていない。もし正解をご存知の方がいらしたらコメント頂けると助かります。
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