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カンパニー・メンのSHUNのレビュー・感想・評価

カンパニー・メン(2010年製作の映画)
3.0
年収1200万、1億の家、愛車はポルシェ、週末はゴルフと裕福な生活を送る中年サラリーマンがリーマン・ショックで無職に。。。

一度手に入れたステータスからは中々抜け出せないもの
無職なんてバレたら笑われる、家も車も売らないし、ゴルフだってやめない
プライドが高くなるのは分かるし、同じ立場になれば僕もそう言うかも
でも、奥さんはとても現実的にものを考えて荒ぶる夫を必死に支えてあげていた(良妻賢母)

主人公は結局自分のことしか考えてないんだぁと前半は感じたけど、妥協して大工の仕事に勤しむ姿は自分を多少見つめなすことができたのかなと。

リストラメンツで起業して物語は終わるんだけど、その後会社がどうなるかは描かれない。この映画はハッピーエンドじゃないし、どちらかと言うと現実の一部を切り取った話。

消極的な見方をすれば、家族を作れば出費は増えるし、家も車もばかにならない。ならば最初から質素な生活を送り、独身で心と身体の安定を測った方が生きやすいのかなと。

積極的な見方だと、まず仕事を貰えることに感謝。そして身の丈に合った生活の中に”幸せ”を見つけろ。金はかかっても家族を持てば絆が生まれるし、苦しいときには支え合える。

こういう映画は自分の生き方について考えさせてくれるから好きだ。
映画を見ながら、もしかして明日の自分では?とビクビクすることもある。
大事なのはお金(年収)なのか、見えなのか、家族なのか
もちろん全部手に入るに越したことはない笑
ただ夢ばかり見てもいられない、もう子どもじゃないし

色々考えを巡らせた結果、自分はどこに向かってるんだろうという疑問に戻ってきました。
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