彼の人となりを全く見ずに見た目ひとつで忌み嫌い、ときには好奇の目で見る社会に対し、自分の見た目を責め続ける姿がとてもつらかった…
病院の外にいるときと病院の中にいるときで、人の見る目も扱われ方も180度変わるところもすごく悲しい…
彼自身の振る舞いではなく、置かれた環境ひとつでこんなにも変わること、社会的地位を持つ人が庇護しているというだけで大衆が簡単にてのひらを返すことがとにかくやるせなかった
院長と医師の「(彼が)どんな人生か想像がつくか」「だいたいは」「いいや、彼の人生は誰にも想像ができないと思う」という会話に打ちのめされた
人の痛みを想像で推し量ることがどれほど浅ましくて傲慢なことか、差別を受ける人たちから見た世界がどんなものか、決してわかった気になってはいけないと自戒したシーンでした