ショッキングすぎて、よくこんな悲しいお話作ったなあ…と思っていたら、実話だということを最後に知ってさらにショックでした。
実在した人物、ジョン・メリック(ジョゼフ・メリック)が生きた、20数年の短い人生の中で、どれほどの苦しみがあったか、想像を絶します。
人と違う見た目のせいで見世物にされる、ジョン・メリック。
女性に優しくされただけで感動して泣き出すジョンのシーンと、
自分は人間なんだと叫ぶジョンの姿に胸が締め付けられました!
また、ジョンを保護する医師(役:アンソニー・ホプキンス)が彼に何をしてあげることが正しいのかと葛藤する姿にはものすごく考えさせられました…
人を見た目で判断し、差別をしたり、傷つけたりすることがいかに醜いことか。
人間の愚かさが描かれているシーンは自分にもそういう面がないかと考えてしまい、更に胸が痛みました。
良き友であろうとした医師の姿と人として生きることを望んだジョン・メリック。
忘れられない作品の一つになりました。