すずきだいち

エレファント・マンのすずきだいちのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
4.0
神谷美恵子の書籍で一部のハンセン病患者は健常者のことを「壮健さん」と呼んでいたことを知った。健常者の側にしてもハンセン病患者のことを近付きがたいものと見ている節もあるので、両者の間には見えない壁がある。そうした患者とエレファントマンの姿が重なるのだ。映画はこの壁が取り払われうることを示しているのだと感じた。