ヒラリー

僕たちの舞台のヒラリーのレビュー・感想・評価

僕たちの舞台(1998年製作の映画)
3.4
ある劇団の練習風景
これって多分一日というか一晩の出来事を切り取った話よね。
団員12人、事前にリサーチしてそれぞれの脚本を発表する。
その中の5作品をピックアップしてオムニバス方式にするか、他の見せ方をするか。
2時間の公演の中で全員の意見を取り入れるのは難しい。
講師がいるわけでもなく、誰かが中心になって進めていくわけでもない。
全員が平等に主張する場というのはなんだか纏まりに欠けるんだなぁ。
配役に対しての不満もあまりに遠回しに主張するもんだからその意図が伝わりにくく空気めっちゃ悪くなってた。
喧嘩になってるわけではないけど和やかに決まるわけでもなく、だらだらしてるだけで夜は更ける。
皆で卓を囲んで談笑する時間は永遠ではないし、全く同じ時間は返ってこない。
年齢的には若いわけではなかったけどなんか眩しかったな。
最後の白い衣装に身を包んだ団員のからくり時計のような演目は好みのものだった。
ヒラリー

ヒラリー