らさひの

映画史のらさひののネタバレレビュー・内容・結末

映画史(1998年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

映画とは何か
映画の歴史、そして未来
芸術としての映画、神秘としての映画
映画が映し出してきたもの
生と死、性、命がけの美、光と影、戦争
映画だけが

膨大な数の映画
その歴史を、映画だけが語ることの出来る歴史を辿る長い旅
決してその旅は生易しいものではない
人類が犯した、国家が犯した(決して犯すべきでなかった)愚行
その真実を映し出した映画も数多く存在する
映画の栄光と悲惨
旅の終わり
ひとつの映画の終わり
ひとつの時代の、映画史の終わり

ここは私が彼の声を聞いた場所で
私の声を聞く彼はもういない
しかしゴダールはまだ彼の映画の中にいる
皆まだ映画の中にいる
映画は命を宿している
神秘
ゴダールにありがとう
いつか映画を撮るとき
自分の前には確実にゴダールが存在することだろう

2024/3/17 2
本当に、本当にありがとう
らさひの

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