嫁ちゃんの周星馳ライブラリーより。
明の皇帝に仕える諜報員みたいな役どころを周星馳が演じる。OPからも分かるように007のパロディなのは明白。
だが、ジェームズボンドのような女タラシではなく、むしろ愛妻家。
コメディとはいえスパイアクションで、ラブロマンスが既に出来上がっている斬新さ。
金国からマヌケな明皇帝を守るため、奮闘するが、ダメ発明でなかなか重宝されない。でも奥さんは理解者。良い女だ。
医者の学会に潜り込み、金国の殺し屋を撃退。お陰で皇帝から信頼を受ける。
発明品な磁石を使ったアクションの荒唐無稽な可笑しさ。最高。
売春宿で皇帝の妾を探すという任務に、夫婦の危機が。ここもボンドの色事が前フリになる。
また、序盤の話とぶつ切りになっているのか?と見せかけて、実は話が繋がっているという虚をついた脚本も秀逸。
例によって顔芸のオンパレードのギャグ連発が楽しいが、単純に話が面白いし、夫婦仲の良さのほっこりムードも堪らん。傑作!