今作のお気に入りのシーンをひとつ。
営業人駆け出しの満男に対して一応、セールスマンの先輩としての姿を披露する寅次郎。
んー、たしかに寅さんの話を聞くとなぜだか買いたくなっちゃうんだよなぁ。観ているこっちも思わず財布を手に取りそうになる。
渥美清、明らかに元気が無くなってる。前作以上に癌の重みを感じる。
赤ん坊の頃から知っている満男がついに社会に飛び出し、物語の柱となった男はつらいよ後半戦。
今まで以上に"渋み"に拍車をかけた渥美清の演技なんだと言い聞かせて、渋い車寅次郎を堪能できる「男はつらいよ 最終章」だと思おう。
でないと寂しくてたまらない、
49.50を含めついに残り3作。
オリジナルシリーズとしては残り1作…？
自分自身も"男はつらいよ旅"の終わりを感じ始め、すでに泣きそうです。
