ヒラリー

その夜は忘れないのヒラリーのレビュー・感想・評価

その夜は忘れない(1962年製作の映画)
3.6
若尾文子映画祭
被爆17年後の広島
原爆の面影が今でも残っていないかと東京から取材に来た加宮(田宮二郎)
街はすっかり復興していた。
話に聞いた指が6本の子の情報や施設等も訪れるも成果なし
すっかり以前の活気を取り戻したような街や人に肩透かしを食らう。
友人の菊田(川崎敬三)と共に入ったバーでマダムの秋子(あやや)に出会う。
少しずつ惹かれるも、そろそろ東京に帰らねばならない。
彼女の被爆体験と共に痕を見た加宮は彼女も連れて行くと約束し切符を買って彼女を待つ。
戦後17年、今の仕事も安定し美しく着飾る彼女
爆弾を抱えながら生きた17年
たった一夜の思い出だけで生きていける。
秋子は全て分かってたんやろうね。
撮影時の広島と私が訪れた時の広島
少しは変わってたけどここで起きた事は消えない。
今でもああいった石は川底に残ってるんやろうか。
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