ものすごいシンプルなんだけど、好き。
とにかくシンプル、
なのにその条件内で洗練されている、
ってのがよかった。
一つのトラックというか単調な曲の中に、コラージュした断片的な映像がすっぽり収まっている、というのはものすごく愉快な体験。
一つの世界の中にいるような。
青空と水面、という一般性の高い美を、やはり一般性の高い美である子供たちに重ねるという、一般性の高い映像なのに、アングルとか編集のタイミングとかがなんか絶妙なのがいい。
子どもが消えたり帰ってきたりする単純な運動なのに、
子どもたちがいることの奇跡みたいなものが経験される。