erry

ミッドナイト・イン・パリのerryのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
3.6
面白かった〜〜

ピカソ、ヘミングウェイ、ダリ、ジャンコクトー、などなど1920年代の有名人が次々と登場する

それぞれの職業、主張、性格が大雑把に分かり、フランスの勉強や、フランスへの興味を持つきっかけになる!

でもなんの知識もないとつまらはいかもしれない。(有名人が出て来てもその凄さが分からないから)

現代はUSAが幅を利かせてる感じがあるが、作中にみる1920年代は人々が”パリは最高の都市だ”という誇りに満ち溢れ、当時のフランスの繁栄を実感した。

しかし衝撃だったことがある。2010年の主人公は1920年代を黄金時代といい、1920年代の登場人物は、ベルエポックがフランスの黄金時代だと言い、ベルエポックの登場人物はルネサンスが黄金時代だと言ったのだ!!

まさに他人の振り見てハッとする瞬間だった。それにしても懐古趣味はいつの時代も尽きないということだ。

また、ヘミングウェイのセリフ「真実の愛を持つ時、死への恐れが消える瞬間がある」というのは心に留めておこうと思う。もし恐れが勝るならそれは真実の愛ではないから。
erry

erry