ゆ

ミッドナイト・イン・パリのゆのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
4.4
〈どんな小説も絵画も交響曲もパリには敵わないよ 奇跡だよ宇宙の暗闇にこのパリの灯りが存在するなんて〉
その言葉通りのパリの魅力に、頭のてっぺんまで浸ることのできる作品。本作を見たら、誰もが120%パリを訪れたくなる!そして過去と現在のパリを繋いだ鐘の下で、真夜中の12時と奇跡をボーッと待ちたいな🔔

ギルにとっての黄金期である1920年代を生きる人々は1890年代こそが黄金期と、そして1890年代で出会う人々はルネサンス期こそが黄金期と語る。
いつの時代に生きる者も、美しい過去を羨み、自らが生きる今を嘆く。
〈現在って不満なものなんだ、それが人生だから〉
このギルの言葉には、それなら現在の連続である人生を、どう生きたら楽しいかなって考えさせるなあー。


心がロマンチックと幸せで満たされた一作🌙
パリの街に佇むレアセドゥの美しさも最強!


2020 自宅鑑賞 #54
2020 #76
ゆ