ミズナラ

ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-のミズナラのレビュー・感想・評価

5.0
すいません。実は一回レビューをあげていたんですが、ライブハウスで上映されていて、鑑賞してきたので、再度。

いいね。下さった方々、申し訳ございません。

幕張メッセで行われたラストライヴをメインにちょこっとだけ未公開シーンやら、若かりし頃のインタビューなどを入れたドキュメンタリー。

ドキュメンタリーというより、ほぼラストライヴ。

一昨年、昨年と映画館での爆音上映で鑑賞したのですが、その時の迫力は生でライヴを観てるようでございました。

今回のライブハウスでの上映も、やはりド迫力でしたよ。
やっぱり音響がね、凄いのですよ。
しかも、オールスタンディングで映画を観るというのも、またいつもと違っていいものでございました。

モッシュしたり、ダイブするお客さん(映画館でやっちゃダメ!今回は許可されてました)もいて、まさにライヴでございました。

やっぱりミッシェルはオールスタンディングがいい!

実は、今では当たり前に行われてる、アーティストの大きなキャパの会場でのオールスタンディングのライヴはミッシェルの横浜アリーナが最初なんですよ。

何度観ても痺れます。
そして思い出が甦ります。

わたくしめの周りのギターキッズ5人が、ミッシェルのギタリスト、アベフトシの高速カッティングを真似して腕を故障した事(うち1名はわたくしめのパパン)とか・・・

高校の時、学校サボって死ぬ程土方で働いて、ドラマーのクハラと同じドラムセットを購入計画遂行中にケンカで相手に大怪我をさせてしまい、貯めたお金が治療費になってしまった、切なさが止まらない秋の夜とか・・・

彼女に5股かけられてた事とか・・・

お寺の急な長い階段を自転車で下っていたら、ハンドルが抜けてそのまま自転車ごと一番下まで転がり落ちて、左手と両足を骨折した事とか・・・

思い出と爆音が重なって、アッという間の時間でございましたよ。

そして、ライヴの最後、笑顔のアベが『ありがとう』

もう、涙が止まりません。

アベフトシが泣くなったのがきっかけで制作されたのが、この映画。

彼のギターを生で聴く事は永遠にできないのだという現実は何年たっても慣れる事ができません。

来年もどこかの映画館かライブハウスで爆音上映してくれたら、また観にいこう。

もう、今年も終わりですねぇ~。
わたくしめは年末年始も仕事です(シロメ)が、皆様、風邪などひきませんよう、ご自愛くださいませ。
ミズナラ

ミズナラ