ブエノスアイレスのyukariのレビュー・感想・評価

好きなトニーレオンが出ているしという理由だけで観たいけれど、ゲイのトニー・レオンなんて…と躊躇して、ウォン・カーウァイ作品の中で手を出せずにいたこの映画、意を決してついに観た。



最初のラブシーンとか刺激が強すぎて、何度か消そうとしてしまったけれど、さすが、ウォン・カーウァイ、モノクロームやタンゴなど印象深い。圧巻の映像美で個性的な世界観に魅せられた。



男性同士だからと差別的なフィルターを外してみれば、男女関係なく切ない恋愛映画だ。最後のファイの吹っ切れた表情が印象的で清々しい。