土曜洋画劇場ウォンカーウァイ特集第3弾はブエノスアイレス。南米アルゼンチンを舞台にレスリーチャンとトニーレオン男性同士のカップルを描いています。久しぶりの鑑賞。
ラスト、トニーは無事帰れたけどレスリーどうなったんだろう。トニーパスポートちゃんとレスリーに返したのかしら。
個人的に今作品でのトニーレオン今まで私が見た映画の中だと1番男くさいかも。彼のイメージはスーツが似合う色気たっぷり余裕のある大人の男という感じなのですが、この映画では丸刈りにピアスというルックス、アルゼンチンから香港に帰る為の旅費を稼ぐため転職しながらも必死で働き尚且つ奔放なレスリーを突き放しながらも結局は甲斐甲斐しく世話を焼いて面倒を見ています。この役の彼はなんだか普通の同じ1人の人間で生きているのだと感じる。
1番印象的なシーンは職場の同僚チャンチェンから何でもいいから話してと言われテープレコーダーを渡され、チャンが席を立ち1人になったトニーがテープレコーダーに向かって口を開くも結局何も言えず泣き出してしまうところ。これまで1人で抱えてきた様々な思いや感情が初めて爆発した瞬間だと思います。辛い。
レスリーとトニー、お互い愛し合っているはずなのに素直になれなくて顔を合わせれば喧嘩ばかりして傷つけ合うことしか出来ない。難しいですね、、、私もイグアスの滝行ってみたいな。旅にでたくなりました。
☆45
