早紀

Kids Return キッズ・リターンの早紀のネタバレレビュー・内容・結末

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

シュールな雰囲気は凄く好きだったけど、内容はあまりはまらなかったなー…。ラストのシーンのセリフが有名ですが、私には特に響かなかったです。

ひたすら主人公の二人が馬鹿だなーとしか思わなかった。まあ元々二人はどうしようもない落ちこぼれだったけど、シンジはたまたま出会ったボクシングの才能があって、変わるチャンスだったかもしれないのに悪い大人に唆されたせいで台無しになってしまって。

シンジを唆した悪い大人のハヤシもだけど、いつも周りに流されてばかりで、自分が無いシンジの姿にずっとイライラしてしまって全然共感出来なかったです。
なので、ラストの有名なセリフもそんなこと言って自転車乗ってる場合じゃねーだろって思っちゃったというか。

人によって希望とも絶望とも取れるラストだと思うけど、私は二人の行動がよく理解出来なかったので、良いなーとは素直に思えませんでした。でもある意味この最後までブレない、何をしても真っ当にならない二人の感じがリアルで良いのかなとも思う。

北野武監督の作品は今回が初鑑賞。とりあえず他のものも見てみます。
早紀

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