記憶が曖昧なのだが、たぶん大宮東映オスカーにて観賞。
で、率直な感想だが
コレジャナイ。
深作版が原作とは別物なんだけど、「古き良き時代の東映時代劇」の勢いを持っていたのに対し、こちらはほんのちょっとだけ原作に寄せはしたものの、勢いはだいぶ削がれてしまった感は否めない。
山田風太郎の原作に寄せるならもっともっと寄せるべきであったし、それでいて思い切り深作版に引っ張られているからとにかく中途半端に感じる。
原作は映画一本だけでは尺に治まらぬし、深作版のような割りきりも時には必要なのではなかろうか。
