パイカルは美味しいのか

ザブングル グラフィティのパイカルは美味しいのかのレビュー・感想・評価

ザブングル グラフィティ(1983年製作の映画)
2.0
まずはこの作品のレビューが現在わずか85本。不肖わたくし86番目を担当させていただき、大変光栄でございます。

映画「風の谷のナウシカ」のラストは一応ハッピーエンド。だが、コミック版「風の谷のナウシカ」の結末は、ドドーン。
とにかく、ドドーン。

その衝撃作、コミック版「ナウシカ」とTV版「戦闘メカ ザブングル」。どういう関係なのでしょうか。

と悩むくらい、なかなか捻られた脚本のザブングルTV版。当時のロボットアニメとしては結構斬新なアプローチの数々。主人公はイケメンじゃなく、主役ロボットは途中で退場。
ロボットはハンドル1本で運転出来ちゃいます。手足の複雑な動きもハンドル回すだけ。技術革新って、ステキ。

西部劇風味のアクションの裏側に大きな謎。メチャクチャ面白い話でした。だけど、残念なことにチビッ子向けTVアニメの域は脱せてません。てか元々、大人向けに作られてません。玩具売る為コンテンツ。

そしてそして、この映画はTV版の総集編。
面白い話なので、新カットも加え上手に編集したら、大人も子供も楽しめる上質エンターテイメントになる可能性も十分。そんなポテンシャルを秘めてましたが…
残念なことに、さらにチビッ子向けへと昇華してしまいました。
結果、大人が観るにはかなりつらい出来に。

もったいない。
このままこのコンテンツが埋もれたままなんてもったいない、どなたか再構築お願い出来ませんか。

庵野監督、
「シン・戦闘メカ ザブングル」
お願い致します…