🐉 Jackie Chan-ISM Vol.017 🐉
ドラゴンロード
◆あらすじ◆
名家の御曹司のドラゴン（ジャッキー・チェン）は父の言葉を聞き流し、学問や武術に励まず、悪友のカウとつるんで遊んでばかりだった。ある日、綺麗な女性シャウライに惚れたドラゴンは彼女宛に凧でラブレターを届けようとするが、凧が誤って廃墟の屋根に落下してしまう。ドラゴンが凧を取るために廃墟に侵入するが、その廃墟では美術品盗賊団のアジトだった。
◆感想◆
前述のあらすじに加え、サッカーボールを羽根に替えたゴールデンキッカー1試合、竹で作った山の頂上にある玉を取りあう格闘球技1試合を観ることができます。
ジャッキー・チェンの製作年の年齢：27歳
かなり変わった構成の作品になっていて、
（１）日常パート
（２）ゴールデンキッカー（羽根つきサッカー）
（３）格闘パート
（４）格闘球技（黄金饅頭争奪戦）
の4つになります。（２）と（４）はほぼ独立していて、それだけで楽しむことができます。
（１）はお約束の怠けもののドラゴンと怖いお父さんのやりとりが中心で、カンニングしてお父さんの質問に答えるシーンがたしかアメリカの映画でそんな作品があった気がして懐かしく感じました。
（２）が本作の中でも見どころと言える羽根つきとサッカーを融合した超次元サッカーが繰り広げられ、敵味方関係なく器用に羽根を蹴っていてアクロバティックで面白いです。そして、吹替版だと絶対アドリブじゃないかと思えるダジャレ実況がとても面白かったです。このためだけでも吹替版で観る価値ありです（ダジャレのネタは古めです）。
（３）でついにジャッキーの敵との格闘アクションが観ることができ、スピード感あふれる動きのカッコよさと立体的な動きのコミカルさがよく出ていて、これぞ「ジャッキー・チェン」と言えるアクションになっています。それでいて本作の主役のドラゴンが怠け者で武術に劣る部分が、パンチを大振りで振り回したり、相手の拳法の動きに翻弄される姿などに現れていて、この辺りもクオリティが高いと思います。
（４）は大人数で一つのボールを奪い合うラグビーの更にルールを自由にしたような競技で、1人相手に大勢の人間がボディプレスする様子に圧倒されました。
なかなか面白かったと思います。
鑑賞日：2022年12月23日
鑑賞方法：Amazon Prime Video
