YP子

白い婚礼のYP子のネタバレレビュー・内容・結末

白い婚礼(1989年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

1989年、フランス制作。
たった98分という間にギュッとつまったロリータ映画。

男友達が「俺の中のロリータ映画の頂点」と言ってたから観てみた。

ヴァネッサ・パラディのデビュー作。
当時、かなりの衝撃を放った事でしょう。
だって10代から歌手でアイドルだった16歳のヴァネッサがパーっと脱いでるだもん!
すごいな、フランス。
日本、特に今の時代だったら絶対あり得ないよね。


ヴァネッサ・パラディが天使のようにかわいい。
そしてその姿のまぁ美しいこと!
惚れぼれしちゃう。


話は「教師と生徒の禁断の愛」的なよくある物語。
17歳のマチルドが49歳の教師フランソワを愛する。
32歳差!
すごい...自分がもしこの状況になったらあそこまで強く相手を求めることができるかな?
フランソワがたじろぐのも分かる...
「死ぬ順番は自分の方が先だろうし、妻はどうしよう...あ、仕事も...あぁ、どうしよう」とか思ってたんだろうね。
それと正反対のマチルドは真っ直ぐただ気持ちをぶつけてくる。
「3年後には私が死んでるかもしれないよ?」「人生なんて何が起こるか分からない」って。
これはマチルドの若さ故の真っ直ぐさなのか、それとも人として成熟していたからの発言か。
どちらにせよ、こんな真っ直ぐな気持ちに憧れる。
大人になって恋愛にグダグダと理由を付けてしまうことは誰にでもあると思うしね。
こうやって何のリスクも考えず、好きな気持ちを優先することが良いかどうかはわからないけどこんな気持ちのぶつけ方にはやっぱり憧れちゃう。

でもこの「禁断の愛」って、結局「不倫」の話でもあるんだよね...
あの嫁の身になったらなんかすごくせつない。


破滅型の母と同じ道を行ってしまった衝撃の最後も最後だけど、やっぱ後悔の残るフランソワの選択が一番悔やまれるね。


ラストの海のシーン、すごくきれいだった。
太陽の位置と海に反射する光が。


観終わって感動するとか、何か学んだとか、そういうのはいっさいないけど心に何かほわーんと残る。この映画。
観返すことはないかもしれない。
だけどずっと私の記憶に残りそう。


男友達はヴァネッサ・パラディが好きだからこの映画が「ロリータ映画の頂点」って言ってたけど、やっぱり私の中の「ロリータ映画の頂点」は“Lolita”だ!と再認識。
スタンリー・キューブリックの方じゃなくて、エイドリアン・ラインの方。
この“Lolita”が私の中で最高に好き。主人公と同じくらいの年に観たから、衝撃が強くて。
あと、この“Lolita”は最高にかわいい。顔も服も髪型も。だから好き。
女の子女の子してるミニワンピースに足元はコンバース。
OMG!!なんてかわいいの!!

あー、なんか久々“Lolita”観たくなってきた。
よし。観よう。


でも、ヴァネッサ・パラディもすっごくかわいいかった!きれいだったし。
当時のヴァネッサと娘リリー=ローズ(ジョニーデップとの)、むっちゃ似てるよね!!びっくりしちゃう!
あとちょっとゴシップガールのブレア(レイトン・ミースター)にも似てた。
とにかく、かわいい!!!
私、ヴァネッサ・パラディは青春時代に聴いてたアルバムで知ってて、そのアルバムが大好きすぎるからこの衝撃の全裸シーンには目ん玉飛び出そうでした(笑)
歌声もすごい素敵なんだよね。ヴァネッサ・パラディ。

あんなかわいい顔でせがまれたら、そりゃフランソワもなんでもしちゃうよね。
YP子

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