初小津安二郎監督作品。
これが戦後まもない作品だなんて、とただただびっくり。言葉遣いだとか、服装だとか、オープニング・エンドロールに時代を感じたものの70年前の作品なのに、こういう夫婦いるよね、とか旦那の愚痴言って、旦那の目を盗んで羽を伸ばして、みたいなのあるよね、みたいな、そう言った点では古くささがなかった。
夫婦やカップル、友人、などなど人間関係悪化するのも、相手が尊いと気がつくのも、ほんとにささいなきっかけがあるんだろうなと思った。
お茶漬けを作る時に妙子さんの袖を茂吉さんがさりげなく持っててあげるところがきゅんとしました。
久々の白黒映画だったけど、どんな色なんだろうとか、想像がかきたてられてよかった。節子さんのファッションもおしゃれで好き。