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おおかみこどもの雨と雪のminiYURIのレビュー・感想・評価

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
4.3
基本的に洋画好きな私も、おおかみこどもの雨と雪は唯一(というのは言い過ぎだけど)好きな日本の作品です

幼い頃から動物になることに憧れしょっちゅう四足歩行をしていた私にとって、オオカミに変身できる雨と雪は永遠の憧れでした
オオカミにならないおまじない、「お土産3つ、タコ3つ」何度真似して唱えたことか!

映画館で最初に見た小学生の頃は「私もオオカミになりたいな」といった単純な感想だったのですが、今見ると一人一人の感情が伝わってきて結構辛くなります。そのせいであの時ほど気軽には見れず、、意外と重いんですよ……

勿論最初に見た時と同じ、オオカミになり自由に走り回っている事への羨望もありますが、オオカミ子供の母親としての花の悩み、オオカミと人間の間で揺れ動く雨と雪の苦しみ……等……
狼でいたい雨と、人間でいるべきだという雪の意見対立からの大喧嘩は印象的です。

知ってましたか?おおかみこどもの雨と雪って、オオカミ=雨 こども(人間)=雪 という意味が込められているんです。おおかみこどもの雪と雨では違うわけです。

余談ですが、何度観ても、雪によってくるあの男が大嫌いですw
なので、あの男と2人っきりになってしまう台風からのシーンめちゃくちゃ嫌いなんです……

でも最後の雨の遠吠えは良いです!!
「強く生きて!!」という花。オオカミとして立派に育った息子、花は無事に母親の使命を果たしたと思います。
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