何故、このエピソードが心に一番残っていたか。
今となれば答えは明白。
監督がルーカスではなかったからだ。
惑星ホスの極寒の白。
ダゴバーの沼地の緑。
惑星ベスピンの夕焼けのオレンジ。
そして、ダース・ベイダーとルーク・スカイウォーカーの死闘。
記憶に残るカラーリング、ストーリー、この全てがとてつもない奇跡的なバランス感覚で保たれている。
これはルーカスにはできない芸当だろう。
後半3分作の中で、一番ダークで、ハッピーエンドにならない「繋ぎ」の映画。
だからこそ、監督の気概を感じられる。
ある意味この2作目のおかげで、「スター・ウォーズ」というものが世界レベルいや地球レベルで映画史に残る映画になるべくしてなったのかもしれない。