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悪い種子(たね)のnorisのレビュー・感想・評価

悪い種子(たね)(1956年製作の映画)
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#悪い種子

種子には「たね」とルビが付くが、劇中のbad seedは「悪い血筋」と訳されている。つまり遺伝差別についての映画でもある。

#ナンシーケリー(日本公開作がほとんどない)演じる母親は、自分が有名な女殺人鬼の娘であることにふと気がつき、8歳の娘(#パティマコーマック)に犯罪者の血が遺伝していることに苦悩する。

成長したマコーマックも多くの映画に出ているが日本公開作はほとんどない。ただしドラマはERやらクリミナルマインド、グレイズアナトミー、デスパレートな妻たち、スーパーナチュラル等でおなじみ。

本作はブロードウェイのヒット作の映画化であり、ケリーもマコーマックも劇場版からのキャストなので非の打ちどころのない演技(ややオーヴァー)である。ワンシーンワンショットが基本だが複数キャメラでの切り返しもあり、映画としても飽きさせない工夫がある(130分で長めだが)。

ヘイズコードによってマコーマックが天罰を受ける結末が加えられ、エンドマークの後に人を食った役者紹介と、「この子ったら…!」とケリーがマコーミックの尻を叩くショットが付くことでも有名である(舞台版でも同じことをしたのだろうか?)

#thebadseed
#nancykelly
#pattymaccormack
#nrt映画
#nrt50s映画 (1956)
監督#nrtマーヴィンルロイ #MervynLeRoy
脚本#nrtジョンリーメイヒン
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