菫

愛と死をみつめての菫のレビュー・感想・評価

愛と死をみつめて(1964年製作の映画)
3.0
貴方に教えてあげたい
人は時には
悲しい嘘をつかねばならないことを

重い病に冒された女性、道子(ミコ)と、彼女を見守る青年、誠(マコ)の純愛物語。
ミコもマコも、ミコのお父さんも、みんな笑いながら、心の中では泣いている。
吉永小百合演じるミコの瞳が、あまりにも美しくて。
この世には神も仏もない。恋人たちにとって、信じられるものは愛――ただ一つだけだったのかもしれない。
宇野重吉と笠智衆が素晴らしい。
菫