想像以上によかった。
これが実話であるというのは希望だと思う。
今の世界情勢にとっても希望だと。
人種や宗教や肌の色が違うと対立するしかないのか。お互いの違いを尊重することはできないのか。相手を攻撃することが自分を守ることなのか。
そういう世界で教育の果たす役割はとても大きいと思う。「ミシシッピバーニング」でKKKに入っていた婦人が言ってた、私たちはこれが正しいと教えられてきた、というあのセリフが思い出される。
各々が傷ついてる。
傷つけあっている。
戦っている。
そんな彼らがミスGの力で変わっていく姿に胸が熱くなった。
彼ら自身が知りたいと思い、見たいと思い、行動に移していく。先生は子供達の力を信じ、引き出し、彼らのしたい事を全力で支える。
さらに親子関係や夫婦関係の問題も違和感なく丁寧に織り交ぜて描いている。
素晴らしい映画に出会ったなぁ。
もしかしたら私の中の何かを変える作品かもしれない。
Dec. 2015