福福吉吉

キス・オブ・ザ・ドラゴンの福福吉吉のレビュー・感想・評価

キス・オブ・ザ・ドラゴン(2001年製作の映画)
3.0
◆あらすじ◆
麻薬捜査のために中国からパリにやって来た捜査官のリュウ(ジェット・リー)は現地の警察のリチャード警部とともに麻薬密売を行う中国マフィアのソンを逮捕のためにホテルに張り込みをする。しかし、リチャードの企みによりリュウはソン殺害の犯人にされてしまう。リュウは監視ビデオを奪って逃亡する途中、娼婦のジェシカに出会う。彼女もリチャードに騙された人物だった。

◆感想◆
ストーリーはシンプルで分かりやすく、テンポも悪くないのでとても観やすい作品だと思います。リュウがリチャードに騙されて殺人犯にされるパート、身を隠す中でリュウがジェシカに会うパート、リュウがジェシカと共にリチャードを追うパートの3部で構成されており、どのパートもドラマとアクションが交互に構成されていて、緩急が上手くついていたと思います。

本作はなんと言ってもリュウ演じるジェット・リーのアクションが見どころとなっており、スピード感のある格闘アクションや警察から逃亡するために様々な場所を行き来する立体的な動きなど見応えがありました。

一方、リュウとジェシカのやりとりはモタモタした感じがして、もう少し手短にまとめて欲しく思いました。とは言え、彼女との出会いが本作にオリジナリティを持たせていることもあるので、仕方ないのかなとも思いました。

ジェット・リーのアクションを存分に楽しめる作品となっており、普通に面白かったと思います。

鑑賞日:2023年12月26日
鑑賞方法:BS-TBS
(録画日:2023年2月4日)
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