デッドクリフのALABAMAのネタバレレビュー・内容・結末

フランスで製作された映画。クライミングホラーということで観たが、山の恐ろしさは前半のちょろっとだけで、ほとんどは人間の恐ろしさの描写だった。嫉妬、極限状態での錯乱、狂人の暴走、殺人。人間を人間が狩猟するという恐怖。暗闇が効果的に使われており、どこから何が出てくるか分からないという状況が見事に作り上げられていた。どこか映画シナリオというよりはゲームシナリオのような印象を受ける。個人的に最後のアントンのバックグラウンドの説明はない方が良いのではないかと感じた。何はともあれ、高所恐怖症にはキツい映画であった。