ウシエルとウシファー

パルプ・フィクションのウシエルとウシファーのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.7
めちゃくちゃおもしろかった94点
今年239目

マフィア、殺し屋、八百長ボクサー…オムニバス形式で展開されるクライムアクション映画

名優たちによる会話劇がめちゃくちゃおもしろく、敢えてバラバラにされた時系列から、全ての映画の全てのシーンは、連続する事象の一部を都合よく切りとった物だと意識させる作りになってる
前後の時空の拡がりまで意識させるリアリティがめちゃくちゃ上手い
そしてどこを切り取ってもかっこいい
ほとんど完璧な映画だと思った

なんて言うのか、上手く言えないけど
敢えてバラバラに描かれる時系列は、所謂パズル的なおもしろさではなくて、もっと系統別に分けるための機能というか、会話劇によるモンタージュ編集という感じがして、内容は至ってクソ(褒)なんだけどとてもよきものを観た感じがする

こういう構成のしかたってどこで思いつくんでしょうね、センス良すぎて脱帽

タランティーノ作品って実はあまり観たことなかったけど、結構ハマるかもしれないので次はキル・ビルを観ようと思います