大輔

パルプ・フィクションの大輔のレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.1
"全員、主役。"
STORY(パンプキンとハニー・バニーの場合)
アブない二人組みのパンプキンとハニー・バニーは平穏なレストランの席で"後に自分たちが起こすあること"について熱く語ったあと、二人は拳銃を手に取り怒声をあげる。その瞬間、二人による綿密に計画されたレストラン強盗事件が発生した。

STORY(ヴィンセントとジュールスの場合)
しがないギャング二人組みのヴィンセントとジュールスはファストフードの話をしながら襲撃に向かう。それはボスに屈辱を与えた青年グループの部屋だった。

STORY(ヴィンセント・ベガとミア・ウォレスの場合)
ヴィンセントはボスから自分の妻のミア・ウォレスのお世話を頼まれる。こんなチャンス二度とないと思い込んだヴィンセントはミアを連れてレストランに行ったりダンスを踊ったりとにかく楽しんだ。しかし、その夜、事件が。ヴィンセントが机の上に置きっぱなしにしたヘロインをミアがコカインだと勘違いした結果、オーバードーズを発症してしまう。このままだと俺はボスに殺される。そう思ったヴィンセントはある人の家へ車をとばす。

STORY(ブッチの場合)
落ちこぼれのボクシング選手ブッチはギャングのボスのマーセルスからおカネと引き換えに八百長試合を持ち込まれる。一度承諾したもののそれを裏切ったブッチはマーセルスから殺されると思い恋人のファビアンと共に逃亡するがそこでトラブルが発生する…。

映画界にその名を轟かせる言わずと知れた傑作。簡潔な殺傷、出血、薬物使用の描写があるためPG-12指定〈リバイバル上映時〉。
無駄話、バイオレンス、楽曲、時系列を混ぜた巧みな構成…クエンティン・タランティーノ監督の作風と魅力が余すことなく発揮されているまさに集大成的作品だ。
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