ATSUSHI

ターミナルのATSUSHIのレビュー・感想・評価

ターミナル(2004年製作の映画)
3.9
人々は何かを待つ、空港のように。
「ターミナル」と題名にある通り、舞台は空港。空港のシーンが出てくる映画は沢山あると思うが、今作は全編に渡り、ほとんど空港で物語が動いていく。しかも、空港は実在するものではなく全てセットとなっており、信じられない程の丁寧な作り込みやリアリティーな出来にも注目してほしい。
主演はトムハンクス。やはりこの人好きだ。
様々な作品で演技の幅を見せているが、今作で演じるのは架空の国、クラコウジア人でタイミングが悪く、行くあてが空港しかない人物を演じる。最初は言葉もいまいち分からず、迷い、つまずきながら生活するも、沢山の人々と出会ううちに、次第に信頼を得て、いつしか皆の注目の的を上手く演じていた。彼の不器用だけど、一生懸命行動に移す姿は、元気を貰えた。トムハンクスの演技力を再確認できた一作。
ヒロインのアメリアはあまり好きになれなかったが、ナポレオンの台詞回しがお洒落でより作品を良い方向へ導いた。
ビクター(トムハンクス)と関わる周りの人々も温かい人ばかりで、ビクターの人柄のよさも引き立った。
スコア4.0に行かなかった理由は、もう少し物語に弾みというか、展開に動きがあればよかった。だが、他の部分は流石スピルバーグと言った印象。

環境が変わるのを待つのではなく、まず自分から。
人の優しさに心が温たまる一作。


クラコウジアって、架空かよ。聞いたこと無いけどさ、、クラコウジア、、、