ニューヨークの空港に到着した瞬間に、自国にクーデターが起きて、自国のパスポートが無効になり、そのままターミナルに留め置かれ、トムハンクス演じるビクターがターミナルの生活の中で様々な人間模様を紡いでいく…
ストーリーは荒唐無稽だけど、実際にパリのシャルル・ド・ゴール空港で18年過ごしたモデルがいるらしい。それがこんなにも楽しいロマンチックコメディになった。
最初はターミナルの怪しい住人ビクターに対してよそ者扱いしていたターミナルの従業員達がある事件をきっかけにビクターのサポーターに変わる。空港職員でさえも。
最後に分かる、ビクターのニューヨークの地を踏むモチベーションだったのが、父親が大ファンだったジャズミュージシャンのサインを貰うこと…まさにスピルバーグが描くアメリカンドリーム、アメリカンファンタジー。