ナイトメアリュウタ

エクスタミネーターのナイトメアリュウタのレビュー・感想・評価

エクスタミネーター(1980年製作の映画)
3.2
本日ご紹介する作品は、
映画「エクスタミネーター」です!!

見るからにシュワルツェネッガー主演の「ターミネーター」のパクリみたいなタイトルですがこちらの作品の方が先。本国アメリカではスマッシュヒットを記録しました。

(本作の監督は1980年代を代表するB級アクション監督のジェームス・グリッケンハウス。彼はNYにある某大学の映画学教授で、本作は「教科書」として製作された作品です。)


ジャケタイトルがかっこいいHDリマスター版DVDは、「ゴールデン洋画劇場」の吹き替え&特典映像という収録内容で、特典映像のオーディオコメンタリーではジェームズ・グリッケンハウス監督の独占インタビューがあり、バックボーンや製作当時の秘話が語られるなかなかおもしろく必見です。

(昔に販売されたDVDは廃盤になりDVDが手を出せないくらい高値でした(中古もプレミアがついて高値で手が出ませんでした)がホラーマニアックス様がお手頃価格で再発売)

2吹き替えの声優は元・阪神のピッチャー、解説者江本孟紀氏です。ロバートギンディの顔と江本孟紀の声が非常に合いますね。

■映画「エクスタミネーター」あらすじ■

「時は1980年。ベトナム戦争で戦友だった
ジョンとマイケルは除隊後も働く同じ運送会社で働く親友同士だったが、ある時、強盗に入った
チンピラを撃退した報復によりマイケルが
首の骨を折られ全身マヒで寝たきりとされてしまう。激怒したジョンはチンピラに復讐を果たしたが、彼はその時、街にはびこる悪を駆逐しようと決意。警察は無力だ。ならば、自分の手で無法者に制裁をと、処刑人エクスタミネーターを名乗る声明をマスコミに送る。そんな彼をダルトン刑事が追うが・・・・」

(処刑人エクスタミネーターは、藤田まことさん主演の「必殺シリーズ」を思わせる笑。アメリカ版必殺仕置人?」

ベトナム戦争の後遺症を受け、命の恩人でもあるベトナム戦争時の戦友を襲い廃人にしたチンピラの敵討ちからチンピラ害虫駆除に乗り出し、ニューヨークに巣食う町のチンピラ害虫処刑人(正義の処刑執行人)になるが、警察とCIAに追われる・・という内容のロバート・ギンティ大暴れアクション。

(『ランボー』同様「ベトナム後遺症」を扱った作品ですが、僕。この設定はドツボです。)

■ベトナム仕込みの害虫駆除業者?を描いたB級ハード・バイオレンス・ムービー「エクスタミネーター」■

容赦ない処刑があるので、どうしてもバイオレンスシーンのみが目立ってしまいますが、アクションシーンの随所にスローモーションが取り入れられていたりカッコ良く、マニアを裏切らない見応えがあります。血で血を洗う暴力の連鎖‥車で突っ込んでくるチンピラを銃で撃つシーンは鳥肌です。テーマ曲も良かった。

容赦ない処刑をしていくさまは見ていて胸がスカッとします(笑)繰り返し観たくなる面白さがありますね。

(処刑人ロバート・ギンティもいい味出しています。また結構間抜けなとこありそれが良い)

(弾丸の先端にドリルで穴を開け、水銀を入れ水銀弾をぶっ放すM-29なんか素晴らしい!)

(裏ジャケに記載の「大鉈で首切断!火炎放射器で丸焼き!恐怖の人間ミンチ!」は無いですが、半殺しにして動けないようにしてから、ベッドに寝かせて油をかけて焼き殺すなどホラー映画さながらの残酷描写があります!

ただ、当時は凄いのかもしれないけど、良くも悪くも時代の流れを感じますね。演出が全体的にチープで今見るとツッコミどころ満載です。)

■エクスタミネーター2 -HDリマスター版- [Blu-ray]も発売中!■

他のレビューワーさんが、おっしゃっているように「エクスタミネーター2」のBDがリリースされました!

「エクスタミネーター2」ではゴミ収集車の前面にブルドーザーのような装甲板を取り付けた改造トラックとM65にボディアーマー、防弾仕様の溶接風鉄仮面、手には火炎放射器、背中にはバックパック。

「エクスタミネーター」 B級映画好きは是非是非ご観賞をくださいପ(⑅•ω•⑅)ଓ