だん

バス停留所のだんのレビュー・感想・評価

バス停留所(1956年製作の映画)
3.5
ほぼホラー映画。主人公が女をものとしか思っていないヤベえやつで、そいつに気に入られる可哀想な女性を演じるのがマリリン。そんなやべえ奴とそいつを突き放すマリリンの掛け合いが最初は面白いけど、男の行動がエスカレートしていく後半は純粋に笑えない。最後、マリリン演じるシェリーのお陰で主人公はマシな男に変われて、2人一緒でハッピーエンド♡みたいな感じなんだけど、人ってそう簡単に変われないしなんか怖いエンディングだなって思ったよ。まあホラーとして見ると、飽きないし面白かった。胸糞悪いけど。

特筆すべきはマリリンの演技!
あのマリリン特有の舌足らずな喋り方を封印して、田舎者の訛りを追求してます。
いつものおバカなブロンド娘とはどこか違い、野蛮だけど流されやすい世間知らずな女の子を好演。とにかく、いつものマリリンじゃない。この役を演じるためにマリリンがどれだけ苦労したが見えます。
なんで評論家に絶賛されたマリリンの演技がアカデミー賞にノミネートもせず、DVサイコキモすぎ男を演じたドン・マレーがノミネートしてるのかが意味わかんないんすけど。
だん

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