2008年公開
監督:アンドリュー・スタントン
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人類が地球を捨て宇宙コロニーで過ごす未来、一人掃除を続けるロボットのお話。
うまいなあ、ピクサー。アンドリュー・スタントン監督は、本当に、感情が身体にどう現れるか。というか、人は人の感情を身体のどの動きでどのようにセンサリングしてるか、とってもよくわかってるんだね。
だからクマノミだろうとロボットだろうと、そこに言葉がなくても、こんなに雄弁なキャラクターを形作れる。
あとピクサーには珍しく、あからさまな風刺というか、皮肉が描写されていたり、全体的に少し物悲しい未来で、僕はとても好きでした。テーマ設定が上手。
これだけ言葉が少ないのに、とてもたくさん語ってくれた作品でした。秀作。
2012年5月6日