すごく良かった。
廃れた地球の描写と、錆びれたロボットの描写がしっかりとマッチしていて、すんなりと世界観に溶け込めた。
あと意外にもゴキブリをかわいいと思ってしまった。ピクサーすごい。
映画が始まってしばらく人間の会話はなく、ウォーリーの一日の仕事や、ウォーリーとイヴの出会いを丁寧に描いていて、会話なしでここまで楽しませてくれるのは本当にすごいと思った。退屈だとは思わなかった。
人間も出てくるんだけど、ウォーリーやその他の背景などが実写のように描写されているため、アニメっぽい人間の描写がチープに思えてしまって最初違和感があったけど、それを映像だけで説明をしてくれたにシーンがあったので、納得した。言葉じゃなくて映像で説明してくれるのは視覚化されてわかりやすかった。
これから先、技術が発展していけば、このウォーリーのような世界も夢ではないと思うけど、人間にとって大切なものは何かを丁寧に描いていてメッセージ性の強い映画だった。
ピクサーは家族や友情をテーマにしてきたけど、今作は唯一(?)恋愛をテーマにしていて、それが人間同士ではなくてロボット同士だというのがありきたりじゃなくてよかった。素晴らしい純愛映画。(ただこれを恋愛ととるか友情ととるか家族愛ととるかは見た人の自由だと思う)