ヌーヴェルヴァーグの巨匠たちと親交があるテヴネ監督のデビュー作。監督業を推したのはトリュフォーとの事。そしてロメール作品で馴染みの俳優たちをはじめ、テヴネ監督の友達でキャストを構成してるらしくて、この時代が好きな人なら発見があるしテンションあがるのではないかと。
テーマはパリの風俗事情。のっけからきわどいワードが飛び交う。恋にも性にも積極的な女性が、パーティーで出会った年下の青年をリードする形でのぞき部屋やストリップバーなどの風俗スポットを巡る。
のちに発表する「エリザとエリック」のような不思議で女心をくすぐるエッセンスは少ないけれど、パリの裏側を覗けて興味深いし、そんなユニークな着眼点は個人的にはかなり好みだった。ただ話は捉えどころがない…