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素晴らしき哉、人生!のmondayflyerのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
5.0
これもまた、マイクリスマス定番。
いろいろなクリスマス映画を観ていて気が付いたが、結構なこの作品が作中にちょいちょい挿入される。それくらいクリスマス映画の定番になっている作品。
主演のジェームズ・スチュワートの事を「彼の平凡な魅力はどこにでもいそうで、どこにもいない」と監督のフランクキャプラが評価していたそうでアメリカの良心とも呼ばれていたそうだ。
(実際に“アメリカの良心”でググると彼の事がが出てきた)

ヒッチコックの作品でよく見る俳優さんだったので、試しに観てみよう程度の気持ちで観たが、面白かった。クリスマスキャロル的な側面もあり、向こうが意地悪な男の心をどう救うかという話なら、こちらは報われない善人をどう救うか?という物語になっている。結構前振りに時間を割いているが、主人公がどんな人物なのかを天使と一緒に確認していく事で感情移入しやすくなっている。
クリスマスキャロルが“過去”、“現在”、“未来”だとすれば、こちらは“ifの世界”を見せて主人公を救おうとする。
着地の仕方も見事。長い過程があってこそのこの救い。前振りがちゃんと結末に結びついている。

本筋とは関係ないが、人慣れしたいいカラスがカワイイ。

個人的に10点
オススメ度は5点
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