くんぺい

ザ・フォッグのくんぺいのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・フォッグ(2005年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

本作は、1980年に公開されたジョン・カーペンター原作の同名映画をもとに作られたリメイク版。

開港100周年を迎える港町アントニオベイはお祝いムードに包まれていた。
100年前に街を発展させた4人の功労者を讃える銅像が建てられ、式典が行われようとしていた矢先、街は海から突如やってきた霧に包まれ、次々と異変が起き始める。
それは、100年前にこの街で起こった残酷な出来事に起因する呪いだったのだ…。


霧といえば『ミスト』は有名だが、『ザ・フォグ』も有名である。
霧というのはどうも人間に恐怖感を与えるらしく、ホラー映画ではよく霧深い森のシーンが登場する。
得体の知れない何かがいそうな雰囲気が、霧にはあって、恐怖を増幅させるのに便利なのだろう。
そして、この映画では"得体の知れない何か"として幽霊が出てくる。


物語のキモである、伝染病から逃れて帆船でやって来た人達から金品を奪い船に火を放ったという過去の出来事、が惨すぎてどっちかというと幽霊側の立場で観てしまった。
たしかに、自分達の街に伝染病にかかっている可能性が高い人達が来たら受け入れ難いけど、そこまでするかと。

そういう理由もあってあまり恐怖を感じることは無かったし、幽霊よりも人間の残酷さの方が怖かったかも知れない。笑

あと、ラストがよく分からない感じだったので、それで一気に微妙な印象になった。原作とは違うらしいので、そっちも観てみたいと思う。

メインの2人の女優が美人だったことは非常にポイント高かったですね。
くんぺい

くんぺい