kittone

按摩と女のkittoneのレビュー・感想・評価

按摩と女(1938年製作の映画)
4.0
 序盤の、按摩が女の部屋に入って頭を下げる、宿の女中が階段を降りていく動きに連なるように、カメラが右になめらかな横移動をするところが気持ちいい。
 按摩が女とすれ違うシーンの切り返しがすごい。ここで無音になっていることで、観客も、目の見えない按摩が女を音をたよりに探すのと同じように、自然と耳を澄まそうとする効果を出していて秀逸。
kittone

kittone