ササキ

野良犬のササキのレビュー・感想・評価

野良犬(1949年製作の映画)
3.8
刑事が何者かにピストルを盗まれたという核心の部分からはじめるところに語り口の上手さを感じた。戦後東京の荒廃した盛り場が執拗に映し出されているが、この場面はB班だった本多猪四郎が担当していたらしい。雷の音で繋がるモンタージュで、突然、犯人と関係を持っていた女が高速スピンをしながら「楽しいわ!とっても楽しいわ!まるで夢みたい!」とヒステリーに叫ぶ場面がほんとに怖かった。
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