野良犬の作品情報・感想・評価・動画配信

「野良犬」に投稿された感想・評価

kinishiki

kinishikiの感想・評価

4.0
老刑事と新人刑事のバディものってもう、スタンダードなジャンルだけどこんな時があるのね。(しかもそれが志村喬と三船敏郎ってのが熱い!)

犯人、、、お前か!!!

このレビューはネタバレを含みます

刑事もの。

ハリウッド映画と比べたら大した事件じゃないが、新米刑事にとってはそれが全てなのですなぁ。
nago19

nago19の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この若さの三船敏郎は初めて。戦後の街の様子を知る貴重なフイルムなんだろうな。街中を歩く台詞のないシーンが迫力。同じ思いをしても根に持ち悪に走る人、正義の人、悪の人間でも悔い号泣するところで泣いた。銃弾7発、刑事2人が死ななくて良かった。
efn

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3.7
 どうも菊島隆三と黒澤明の確執みたいなものを感じてしまい、居心地が悪い。おおまかな筋はいいが、演出上の都合で開けられた穴が大きすぎる。犯人探しに袖の泥を探る場面や、そも盗まれたピストルを巡る三船の苦悩、後の表彰が警察組織の都合に見合っていない。姿三四郎や酔いどれ天使の柔道の、医者の世界だからと許されていたセーフラインを超えているように思う。
mtmt

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3.5
三船敏郎演じる新人刑事がコルト拳銃を女スリに盗まれる。その拳銃で強盗事件が発生。志村喬演じるベテラン刑事とともに犯人を追うが、そんな中新たに強盗殺人事件が発生する…。黒澤明監督によるいわゆるバディムービー。戦後の東京のアプレゲール犯罪を犯す「野良犬」の生まれる世相が背景。犯人の慟哭シーンが印象に残った。
Sankawa7

Sankawa7の感想・評価

3.8
WOWOWの三船敏郎生誕100年特集にて
録画視聴

戦後4年まだ連合国占領下でここまでの作品を作っていた事実に驚嘆
WOWOWだと字幕ないのでかなり当時のスラングは聴き取りにくかったがそれでも面白かった‼️

戦後の生々しい生への渇望とそれに基づく犯罪、本件では刑事からの銃の窃盗とそれを使った強盗、銃を奪われた刑事三船敏郎が先輩刑事の志村喬と捜査を進め犯人を追い詰めて行く話、この二人の組み合わせはとても良く、完璧なバディモノだ❗️

当時警察👮‍♀️は米製銃のコルト使ってたとか、引き揚げ時に荷物取られた人が多かったなどの描写も生々しかった

犯人追跡シーンでドキュメンタリー的な撮影を敢行、闇市シーンなどは盗撮で現場を撮影、また今ではありえない球場での巨人、南海戦の現場での撮影、4番ファースト川上哲治らの本人プレイシーンも登場‼️⚾️🏟

SKDのラインダンサー👯‍♀️のステージと楽屋シーンはすごかった。暑さと汗💦が生々しい描写に驚く、事件のカギを握るダンサーに淡路恵子、当時16歳
奇しくも後に「男はつらいよ知床旅情」でも三船敏郎と共演していた🤩
また、日本のおばあちゃんこと若大将シリーズのおばあちゃん👵飯田蝶子が旅館の女将役ででてた、まだおばあさんではなかったが声と顔ですぐわかった❗

フィルム・ノワールの先駆け的作品❓ドキュメンタリータッチによるレアリズム、暗いシーンに明るい音楽、セリフがなく街の音だけのシーンなど、歴史的価値のあるフイルムだとも思う、色々凄い‼️
三郎丸

三郎丸の感想・評価

3.0
【さすがに古過ぎ…!】

第二次世界大戦終戦からわずか四年の黒澤映画…基本的に色々と粗い!

【若手刑事とベテラン刑事】
のコンビ。
今では数々のドラマ(相棒等々)では当たり前の設定ですが、元祖なんじゃないでしょうか?

お話は、
新人刑事(三船敏郎)が路線バス内で、雑に上着に入れていた拳銃が盗まれるきっかけの話からストーリーが発展していきます…

お話より、戦後の日本がいかに雑然とした世の中であったか…
【日々を生きるために犯罪を犯す】
どこか暗い戦後の背景があるように感じます。

作品中盤でプロ野球試合(後楽園球場)での試合シーンがありますが、背番号16の川上哲治氏が現役バリバリで出場しています。(若い人絶対!わからない…)

【三船敏郎】
世界のミフネもまだ若い!
うつむき加減と横顔が外国人。
エネルギッシュに若い刑事を演じていますが、いかんせん作品が古過ぎて…
【志村喬】
和製モーガン・フリーマン
役柄から、黒澤監督に愛されているのをひしひしと感じます。
三船敏郎の刑事が荒っぽいが故に自然体の演技が余計に引き立ちます。

名作か否か…という些細なお話ではなく、戦後の日本を映す貴重資料を観ているような不思議な感覚で観賞させて貰いました。
ちょっと、個人的には人にオススメはしません。黒澤作品がどうしても好き!っていう人くらいにはオススメでは…?

【個人的ツボポイント!】
ラインダンサーの不可思議ダンス!
ガニ股になってステップして、終始妙にダンスがぎこちない。
思いつきでやってるんじゃレベルの変なダンス。
普通のサスペンス物だけど、日本での戦後まだ4年でこんな革新的な作品があったことに驚いた。サスペンスの基盤を撒いているのはおろか、緊迫したシーンに明るい音楽を流すってこれが元なのか??そして台詞なしで追っていくとことかカメラ廻しもすごいし、戦後の日本の風景を拝めるだけでも結構貴重。やっぱりプロ野球のシーンで、まだ1リーグ制で巨人の川上哲治が4番ってすごいもの見たな(^_^)。
まあ拳銃ってそんなん簡単に盗まれちゃあかんでしょって突っ込みたくなったけど実際にこういうニュースもあるし、またリメイクもされているくらいだからあり得る話なのかな。
ネガ古いのは残念だけど、台詞聞き取りづらくてもお話の概要はわかるので態勢には影響しません。いい映画ってそんなものだよね(ゝ∀・*)
イスケ

イスケの感想・評価

3.6
いつまで「俺のコルトが、俺のコルトが…」言ってんだ。
と、突っ込みたくなりましたね笑

でもそれも強すぎる責任感ゆえだろう。

「野良犬」とは、ならず者を意味する言葉でもあるので当然犯人のことを指しているのだろうけど、
お銀を追い回したり闇市をうろつく村上の姿こそ野良犬感満載で、ギラギラとして野性味に溢れていました。

この作品は、今では当たり前となった「若い刑事と経験豊富なベテラン刑事」という構図のテンプレートとも言われてますが、
なんと言っても、「緊迫したシーンで明るい音楽や穏やかな音楽を流す」という対位法を用いた場面が後半たくさん登場するのが印象的です。

「時計じかけのオレンジ」では歌いながら卑劣な行為をする様子で不気味さや恐怖を増幅させましたが、
この「野良犬」では「平和な日常がある。しかし身近なところにそうではない現実もある」という対比を強く感じました。(ラストの病室の佐藤の言葉がそれを裏付けていた)

もちろん、緊迫の場面と穏やかな音楽の対比による、すいかにかける塩のような効果もあったと思います。

志村喬さんの存在感が三船敏郎さん以上に際立ってた!
味だなぁ。
nekosuki

nekosukiの感想・評価

3.8
"三船敏郎”生誕100年プロジェクトの一環としてWOWOWで"三船敏郎”の特集が組まれた。今月16日から2週に渡って放送される作品群を漏らさず観賞してBlu-rayに残す予定だ。
今日は未見の「野良犬」を録画観賞した。
"黒澤監督”はカメラマン志望だった"三船敏郎”の原石の魅力にいち早く気付き、俳優になることを勧めた。
"黒澤監督”の選択眼は正しく、彼は俳優として大成した。
「野良犬」は"黒澤監督”初のサスペンス映画で当時新人の"三船敏郎”を主役に起用し成功を納めた。
真夏のうだるような暑さの中、車内で拳銃をスられた若き刑事は懸命に追いかけるがスった男を取り逃がす。拳銃が犯罪に利用される不安と闘いながら地道な捜査は続く。ミスを責めない先輩刑事の温かさが良い。ベテラン刑事と組んで捜査は佳境に…
敗戦色濃い街の様子や人々の疲弊感、それとは逆のプロ野球への熱狂が丁度良い対比になっている。
犯人に結び付く男は野球ファン、その男を探すために"ジャイアンツとホークス(南海)の試合風景”と"満場のスタジアム”をカメラは舐めるように撮っていく。
流石、"黒澤明”、スケールがデカい!

ストーリーの軸は新人刑事の成長物語だが戦後の混沌を描きたかったのかもしれない。
監督はじめ、ほとんどのキャストが亡くなってしまったことが寂しい限りだ。
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