戦後数年を経て復興のとば口に立つ人々のまだ癒えぬ傷口が、いくつかのシュールな場面に表れる感じ。その痛みと疼きは、いくら消去したふりをしようと、今もさして変わらない。
この当時5歳の子供は今80歳、…
野良犬から狂犬になる。
新米刑事の村上は満員のバスで拳銃を盗られる。ベテラン刑事の佐藤と手を組み、捜査する。
後の『天国と地獄』にも当てはまるテーマを扱った作品。何かに恨みを持つ人間が悪事を働か…
76年前の作品とは信じられないくらい色褪せてない作品。戦後約4年にしてこんな作品を作ってるのも驚き。戦後という時代背景も出てきてリアルだった。
印象的な編集と、「天国と地獄」でも思ったことだけど芸術…
ラストの犯人を追い詰めていく魅せ方は素晴らしかった。
7つの弾丸が入った銃が盗まれてそれによっていくつかの悲劇が起こっていくってのも面白い。
面白かったけど刑事物×黒澤明の食い合わせは少しよくない…
戦後日本の生活を色濃く描いた作品
自分はあまりはまらなかったが、綺麗なワンピースを買うために盗むなんかよりもっと酷いことをしなくちゃ私たちは買えやしないというセリフが耳に痛い
実際の闇市にて潜りで…
〖1940年代映画:サスペンス:新東宝:映画芸術協会:ATB〗
1949年製作で、終戦直後の東京を舞台に、拳銃を盗まれた若い刑事がベテラン刑事と共に犯人を追い求める姿を描いた、黒澤監督初の犯罪サスペ…
戦後、日本人は持っていた価値観が大きく変わってしまった。大きな傷を抱えた帰還兵を待ち構えていた絶望。
統制経済の崩壊に伴い闇市や闇取引が横行した時代。貧しさゆえか、どこか荒んでいて裏社会で生きる人々…